高等学校情報科「情報Ⅱ」

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この話題を見ると教材はよくできていても、受験システムの問題や教える側に対する教育が不十分で本来の趣旨が生かされない可能性が置いてきぼりにされている。特に高校は有名私立や公立の大学受験に強い学校ほど受験に関係のない科目は飛ばして授業と受験対策を行う。これは都道府県どこも同じ傾向にあると思う・・・・教える側もどうだろうか?最近の教師の過重労働っぷりは周知の事実な上に新たに導入される大学受験システムへの対策が進む中で新たな科目も「理解して生徒に教えろ」と言うのはあまりにも無理を強いている。

よってこれは「運用でカバー」のような弊害を生む可能性があると考えている、情報教育が属人化すれば地域ごとに情報教育の格差ができるだろう。優秀な生徒が集まる学校でないと授業スピードの問題で情報教育そのものが出来ないなんて事態も発生する。 MMOと違ってスキルブックを手に入れれば知識を網羅できるわけではない、教える教師の腕と教わる生徒の理解力次第で「糞みたいな教科」にも「ためになる教科」にもなる。

「運用方法とマニュアルは作った、あとはよろしくー」な状態では教育現場では十分に生かされず存在理由が問われる教科に堕ちるだろう。